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知っていますか?大雨特別警報・大雨警報・大雨注意報の違い

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注意報・警報・特別警報は一体が違うの?





皆さん一度は「大雨警報、大雨注意報」という言葉を

耳にしたことがあるのではないでしょうか?





ニュースやテレビ番組の速報やスマホの通知など、あらゆる手段で

情報を聞くことはできますが、それぞれの意味合いや重要度を

理解していない人も少なくありません。





正しい内容や違いを理解して、

大雨や大雨による災害に備えておきましょう。





 大雨注意報(警戒レベル:2相当)





ガラス越しの大雨




大雨注意報とは、大雨による土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると

予想したときに発表されます。





明確な雨量などの基準はなく、

「注意報」を発表するかは自治体ごとに定められています。





それは、地域により地盤の状態や状況が異なるため、

同じ雨量でも被害や危険の度合いが違うからです。





雨が強くなり、注意報から警報に変わる可能性もあるので 避難行動の確認をしておきましょう。





 大雨警報(警戒レベル3相当)





傘をさす女性




大雨警報とは、重大な災害(土砂災害や浸水害など)

の恐れがあると気象庁が予想した時に発表されます。





地域により警報の基準は異なるので、明確な雨量の設定などはありません。

各市区町村ではとくに危険な地域(河川周辺や土砂災害の可能性があるエリアなど)

に対しては避難勧告を出すこともあります。





自分の住んでいる地域の自治体の情報を確認して

避難勧告等の指示がでた場合はすみやかに行動をしましょう。





また、まだ指示が出ていない状態だとしても、

身に危険を感じたら自主的に避難するようにしましょう。





 大雨特別警報(警戒レベル:5)





だくりゅう

大雨特別警報とは、

台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる

大雨が予想された時に発表される最大級の警戒を呼び掛けるものです。





また、避難勧告や避難指示に相当する気象現象を

はるかに超えるような現象が発令の対象になっています。





大雨特別警報が発表されるということは

重大な危険が差し迫る、もしくはすでに災害が発生している可能性が非常に高いです。





自分の地域に特別警報が発表されたら、

それは命の危険がせまっているということです。

すみやかに身の安全を確保するために避難をしましょう。





もし避難が困難または危険な場合は

自宅の2階などのより安全な場所に退避しましょう。

 MEMO





警戒レベルとは

災害発生の危険度ととるべき避難行動をわかりやすくレベル別にした情報です。

発表された情報を照らし合わせて、とるべき行動を事前に把握しましょう。





警戒レベル情報とるべき行動
警戒レベル5相当大雨特別警報
氾濫発生情報
地元の自治体が警戒レベル5緊急安全確保を発令する判断材料となる情報です。災害が発生又は切迫していることを示す警戒レベル5に相当します。
 何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況となっています。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保してください。
警戒レベル4相当土砂災害警戒情報
危険度分布「非常に危険」(薄紫)
氾濫危険情報
高潮特別警報
高潮警報
地元の自治体が警戒レベル4避難指示を発令する目安となる情報です。危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル4に相当します。 
 災害が想定されている区域等では、自治体からの避難指示の発令に留意するとともに、避難指示が発令されていなくてもキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
警戒レベル3相当大雨警報(土砂災害)※1
洪水警報
危険度分布「警戒」(赤)
氾濫警戒情報
高潮注意報(警報に切り替える可能性が高い旨に言及されているもの※2)
地元の自治体が警戒レベル3高齢者等避難を発令する目安となる情報です。高齢者等は危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。
 災害が想定されている区域等では、自治体からの高齢者等避難の発令に留意するとともに、高齢者等以外の方もキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて避難の準備をしたり自ら避難の判断をしたりしてください。
警戒レベル2相当危険度分布「注意」(黄)
氾濫注意情報
避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2に相当します。
 ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
警戒レベル2大雨注意報
洪水注意報
高潮注意報(警報に切り替える可能性に言及されていないもの※2)
避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2です。
 ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
警戒レベル1相当災害への心構えを高める必要があることを示す警戒レベル1です。
 最新の防災気象情報等に留意するなど、災害への心構えを高めてください。
災害への心構えを高める必要があることを示す警戒レベル1です。
 最新の防災気象情報等に留意するなど、災害への心構えを高めてください。
(引用元:内閣府 防災情報のページ)

注意すべきは大雨だけではない!





崖くずれ




大雨注意報・警報・特別警報が発表されたら、

雨だけを注意すれば良いと言うわけではありません。





たとえ住んでいる地域の雨が少量でも

地形や地盤の状態によって起こりえる

災害があります。





大雨が降り出した時は、 次の2つの災害も想定しておきましょう。





 洪水災害





大雨や融雪が原因で、河川の水位や量が異常に増加することによって

堤防が侵食・決壊したり、橋が流出しておこる災害を洪水災害と呼びます。





台風や大雨でかなりの雨量が予想される時は、水害から家を守るために、

土嚢で玄関を防ぐのが効果的です。





また、大雨で排水ができなくなり、

家の中の排水溝から汚水が逆流する可能性があります。

この場合も排水溝や便器に土嚢を置くと、汚水の逆流が防げます。





 土砂災害





土砂災害とは大雨や地震、火山の噴火によって、山やがけが崩れたり、

水と混じりあった土や石が川から流れ出ることを指します。





大きく「土石流」「地すべり」「がけ崩れ」の3つに分類されます。





自宅付近が「土砂災害警戒区域」に該当するかを確認しましょう。

該当する場合は、雨が降り出したら「土砂災害警戒情報」

に注意することが大切です。





警戒レベル3相当の情報が発表されたタイミングで、避難をするとより安全が確保されます。





警報で学校や会社が休みになる?





学校




大雨警報がでるほどの天候になると、子供も大人も

「こんな雨の中、学校に行くのか」

「会社にいかないといけないけど、電車が動いてないかも….」

と様々な不安がつきまといます。

よほどのことがない限り、自分で判断するわけにもいきません。





では、休校や休業は誰がどのような基準で

決定を出しているのでしょうか。





学校、会社それぞれを説明していきます。





 学校





小学校・中学校・高等学校・大学では休校になる警報の種類や基準が異なります。





大雨警報の場合は多くの教育委員会・学校では休校の決定はでないようですが、

川沿いや海辺、土砂崩れの可能性があるエリアは休校になる可能性があります。





多くの学校は午前6,7時の時点で警報発表の有無により

登校・自宅待機・休校の判断をするようです。





また、特別警報が発表されるくらいの悪天候の場合は、

休校になる可能性が高いです。





普段から、自分の学校が定めている災害における休校等の基準を確認しておくと

何か起きた際にあわてずに対応することができます。

 会社





会社は学校とは違うので、大雨警報で休業になることはほぼできません。





ただ、広い範囲の地域から通勤をしているので、

自宅を含む地域の状況や、通勤手段によっては上司に相談することをおすすめします。





どの企業も就業規定に基づいての判断基準や措置があると思いますが、

出社する選択をせまられた場合でも身に危険を感じたら

「命を守る行動」の判断は自分がしなくてはなりません。

会社や上司に連絡できる余裕があれば、

状況を伝えてきちんと理解してもらいましょう。





大雨警報や大雨特別警報に備えよう





アラームがなっているスマートフォン




大雨を含む災害は、どれだけ早く正しい情報を

インプットできるかでその後の行動が変わっていきます。

現代は情報を得るツールが多数ありますので、

普段から活用して万が一に備えましょう。





 スマートフォンのアラーム(通知)を確認する





リアルタイムで情報を得るにはスマートフォンの活用はかかせません。





ほぼの人が所有し、常に身につけているので緊急速報を

最速で確認することができます。





今一度、スマートフォンの通知設定を確認しておくと安心ですね。





iPhoneの場合

「設定」→「通知」で一番下にある「緊急速報」でON/OFFを切り替えます。

OSのバージョンによって多少の文言が変更になっている場合もあるので注意してください。





Androidの場合

「設定」→「アプリと通知」→「緊急速報メール」の通知設定をONにしてください。





 ハザードマップを確認する





ハザードマップとは、

自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものです。





予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲

避難経路、避難場所などの情報が地図上にしめされています。





自宅地域のハザードマップを確認しておけば、

災害発生時の避難場所を把握することや二次災害予想箇所を避けることができます。





いざというときに適切な行動をとり、

自分や大切な人々を守るためにハザードマップを活用して災害に備えましょう。





まとめ





上からみた都心





大雨注意報、警報、特別警報の違いについていかがでしたか?





自分や周りの大切な家族の命情報の種類によって、

各自がとるべき行動や二次被害があることがわかりました。





大事なことは正しく情報をリアルタイムに正しく理解し、行動することです。





そして、万が一の自然災害にも備えて身を守るための対策を 立てておくとより安心ですよね。






   
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