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地震が怖い…夜眠れないのは正常な反応。対策すれば怖くない!

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大きな地震を体験してから、地震がトラウマに…。

ちょっとした揺れでもドキドキしたり、いつも揺れている感じがしたり、眠れなくなってしまったり。





そんな時はどうすれば良いのか、どう考えれば良いのかを解説します。






眠れないのは正常な反応





地震があってから怖くなって、思うように夜眠れなくなってしまった…。

どうして眠れないんだろう。なにか病気なのか…と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが

ご安心ください。眠れないのは正常な反応です。





地震など大きなストレスを受けたとき、人体は不安を感じ、過剰に覚醒した状態(過覚醒)になってしまいます。

普段、日中起きて活動している時と同じモードがずっと続いているような状態で

「夜になっても眠くならない(眠れない)」「イライラ」「警戒心が強くなる」といった症状へつながっていきます。





ですので、眠れなくなって当然なのです。





その後、不安の原因が解決するにつれて自然に覚醒状態ではなくなっていき、夜も眠れるようになっていきます。





ほとんどは4〜8週間で治まると言われていますので

地震から8週間以内で眠れなくなってしまったとしても、心配する必要はありません。





ただし、8週間を過ぎても眠れない場合や

日中に深刻な影響が出てしまっている(睡眠不足のため仕事や学校に行けないなど)という場合には

別の要因が隠れている可能性があるため、病院への受診が必要となってきます。





夜の地震に備える





地震に限らず、恐怖や不安は「そのとき何をすれば良いか」を具体的に考えて対策しておくと、半分以上解決することもあります。





たとえば、布団の中で揺れに気づいたら…

  1. 揺れを感じたら、布団を頭からかぶり身を守る
  2. 揺れがおさまったら、ヘルメットをかぶり、底が厚いスリッパなどに履き替える
  3. 灯りの確保
  4. 家族の安否を確認
  5. ドアを開けて、避難経路を確保




布団をかぶる時は、布団に潜り込むのではなく頭を保護するようにかぶります。

完全に潜ってしまい視界を失うと、周囲の棚などが倒れ込んできたときに大変危険です。

目はしっかりと開けておき、何かあっても避けられるよう周りの状況をよく見ておきましょう。





地震の規模によっては停電してしまったり、室内に窓ガラスや物が散乱してしまう場合もあります。

自分の身を守り、避難などの行動に移るには「灯り」「足元の安全」を確保することが大切になってきます。





ヘルメットやスリッパ、懐中電灯などを布団から届く範囲にまとめて用意しておけると安心ですね。





詳しくは、別の記事でも詳しくご紹介していますのでご参考になさってください。
→ただいま作成中…





眠れるようになるポイント





地震への対策が取れれば、あとはリラックスして過ごせれば良いです。

眠りやすくなるポイントをご紹介します。





ベッドルームを快適に整える

ベッドや布団、枕などは自分に合った心地よいものを使うようにします。

部屋の温度を20℃前後、湿度は40〜60%に整えると入眠しやすくなります。

また、手の甲や足の甲が冷えると眠りにくくなるので、手袋や靴下を履いたり湯たんぽなどのグッズを使って工夫をするとよりGoodです。

メリハリをつけた生活をする

毎日、決まった時間に就寝・起床をするようにします。

朝起きたら、まずは太陽の光を浴びて体内時計をリセット。

直射日光でなくても、カーテンを開けて窓際で明るい光を浴びるだけでもOKです。

夜は逆に明かりを浴びるのを避けます。間接照明などで明るさを落とし、スマホやパソコン、TVなどを見る時間は少なくしましょう。

自分のペースでリラックスする

「夜に眠らなくても別に良い」と気持ちを切り替えてしまうのも一つの手です。

無理に「眠らなくては…」と身構えるとかえって緊張してしまいます。

ぬるめのお風呂に入ったり、音楽や読書など趣味でリラックスする時間を積極的に作って自分自身のケアをして緊張をほぐしましょう。





Point

横になってもしばらく寝付けない時は、起き上がってしまうことです。

布団の中で眠る以外のことをして頭が冴えてくる、というパターンを体験してしまうとより寝付きにくくなってしまいます。

眠気が来てから布団に向かう、くらいでちょうど良いのです。





まとめ





地震で怖い思いをして、眠れなくなってしまうのは正常なことです。

4〜8週間で自然と治ってくるので、それまで気長にリラックスして毎日を過ごしましょう。

もし、8週間を超えても症状が続いたり、仕事などに支障が出ている場合は早めにかかりつけ医に相談してくださいね。


   
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