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寝起きでも使える避難グッズを準備しよう!寝室の防災対策

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もしも、眠っている間に災害が起きたら…。

とっさに100%の対応が出来る人なんているのでしょうか?

人は、眠っている間は誰しも無防備になるもの。だからこそ事前の防災対策が重要です。





今回は「寝室の防災対策」についてご紹介します。






背の高い家具、高いところにあるものは要チェック





まず前提として、背の高い家具は寝室には置かないことがベストです。





地震の揺れで家具が倒れてきてしまった場合、

寝室=眠っている状態で、とっさに避けるなどの対応は不可能なため

他の部屋にある家具と比べ、危険度が段違いに高いです。





もし、どうしても置かなくてはならない場合は

必ず家具を固定しましょう。





また、仮に倒れてきてしまったとしても大丈夫なように

寝ている場所にかぶらないレイアウトにしておきましょう。





また、エアコンや額縁など壁の飾り物も要チェックです。





エアコンはいまや必須家電になり、寝室に設置しているご家庭も

多いと思いますが、万が一、エアコンが落下してきたときに備えて

頭ではなく足側を向けて寝るのが◎。





とっさに逃げられる準備も大切





災害はいつ起こるか分からず、眠っている間や真夜中に

地震や火災に襲われる可能性も考えなくてはなりません。





寝起きの状態であっても、停電で真っ暗闇であっても

逃げられるような準備も大切です。





眠る前にスマホや携帯は必ず充電しておいたり、

寝室内だけでも足底がしっかりしたタイプのルームシューズ

用意しておくと良いでしょう。





災害時、室内にガラス片などが散らばることがあり、

真っ暗闇の中、裸足や靴下のまま移動すると足裏をケガしてしまう危険があります。





また、避難時はパジャマから着替える余裕がないことも考慮して

季節を問わず、カーディガンなどの羽織れるもの

出来れば防水対策のされたジャンパーなどをベッド近くに置いておき

すぐに持ち出せるようにしておきましょう。





非常持ち出しバッグがあると安心





とっさに逃げられるよう用意したグッズを

一か所に集めた「非常持ち出しバッグ」を作っておくと安心です。





前述したように、寝起きの状態であっても、停電で真っ暗闇であっても使えるように、

ベッドの下など布団の中から手を伸ばして届く位置に置いておきましょう。





また、スリッパや上着の他に以下のような防災グッズを

一緒に備えておけるとより安心です。





  1. 懐中電灯
  2. ヘルメット
  3. 救助用の笛
  4. 軍手
  5. 予備のメガネ




災害時、部屋が暗く電気をつけようと思ったが

電気のスイッチまで距離がある場合、そこにたどり着くまでの移動で

ガラス片などにより怪我をしてしまう可能性があります。





スマホのライトでも一時的に代用することはできますが、

今後、災害情報の収集などのためにバッテリーは節約しておきたいので

懐中電灯を使うほうがベターです。





また、ヘルメットは人数分、必ず用意しておきましょう。

頭上からの落下物のほか、急な揺れで頭部を強打してしまう恐れもあります。





頭を負傷してしまったら、いくら防災グッズを揃えていてもすべてが無意味です。

必ずヘルメットを用意しておきましょう。





救助用の笛と軍手については、閉じ込められてしまったケースに役立ちます。





大きな地震がきたとき、家具が倒れたり、家自体が歪んでしまい

ドアや窓が開かなくなる可能性があります。





倒れた家具を素手でなんとかしようとすれば、手を痛めてしまいますし

助けを呼ぶため叫び続ければ、体力の消耗がかなり激しくなります。





少しでも体力を温存しながら避難するためにも備えておきたいアイテムです。





まとめ





眠っている間の災害に、完璧に対応できる人間はいないでしょう。





そのためにも、家具や飾り物など「レイアウトの工夫」

ヘルメットやルームシューズなどの「非常用持ち出しバッグ」の用意が大切です。





お子さんの寝室には、せめてヘルメットだけでも備えておいて

とっさのときに自分でかぶれるように練習しておけると良いかもしれませんね。


   
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