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大規模地震に備えて用意したいお水や食品

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水と缶詰
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大規模地震や自然災害が起きると、

まずは倒壊する建物やそれに伴う二次災害から命を守ることが大切になります。

命を守るという意味で同じく大切なのが、栄養補給です。

つまり水分や食料の補給になります。





自然災害などの異常事態になると、道路が分断や物流が混乱することが予想できます。

そうなると、食料品の供給が期待できず

食べ物を買い求める人が増えるため入手困難になります。





そんな時、最低限の飲料や食品の用意があれば、当面はしのげることが出来ます。





「まだ大丈夫だろう」という根拠のない安心をせずに、

「いつ何が起きてもおかしくない」という危機感を持つことが、

命をつなげることになりえます。

どのくらいの量が必要か

段ボールの食料

地震への備えとして、まず先に思いつくのが水や食料かもしれません。

水がなければ脱水症状を起こし何日も食べなければ、

エネルギーを失って衰弱していきます。





行方不明になって72時間内に救助されれば、

命が助かるという72時間ルールが知られていることから、

これまでは72時間=3日分の水や食料は最低限用意しておくことと言われていました。





ですが、近年の災害傾向として命が助かり建物内でどうにか過ごせても、

ライフラインが寸断される場合や食料や水の買い物ができなくなるケースがあります。





しかも、停電する場合やガスが使えない状況、水が出ない状況が2週間、1ヶ月と

続くようなケースもあり、スーパーなどの営業や商品が届く物流にも

長期の支障が生じることがあります。





そのため最近のストック食材は、

家族の人数×10日から2週間分と言われるようになりました。





かなりの量になりますが、地域の実情や家の構造などを踏まえ、

なるべく多めの食料や水をストックしていくようにしましょう。

用意するお水や食品の種類

水とレトルトカレーと缶詰

水は飲み水としての利用のほか、炊飯や手洗い、洗顔などにも使うので

多めの備えが必要です。





一般的なペットボトルでも良いですが、

災害対策として3年保存、5年保存、10年保存ができる水もあります

お手頃な価格で購入できるので、保存期間が長い水を用意するとより安心で便利です。





また、塩分やエネルギー補給にもなるスポーツドリンクや、避難中に不足する

ビタミンやミネラルが補給できるよう、果汁100%ジュースや野菜ジュースは





保存期間が2年ほどと長い缶で用意するのがおすすめです。

食料はパックご飯やレトルト粥、パンの保存缶、長期保存に耐えやすい羊羹など

エネルギー源となるものを中心に、カレーや肉、野菜が入ったレトルトなど

用意しましょう。

気を付けるポイント

レトルトごはん

地震によってライフラインがストップすることもあるので、

電気・ガス・水道が使えないことが想定されます。





食べ物の備蓄は、温めなくても食べられる、水を使わなくても食べられるものがよりベストです。

レトルトは湯煎しなくても冷たいまま食べられるものが多いです。





一方、カップラーメンはお湯がないとおいしく食べられないので注意しましょう。





水の保管として、お風呂の残り湯を浴槽に溜めている人もいるかと思いますが、

一晩置いておくだけで細菌が数千倍に増えると言われています。





災害用に溜めているという方は、細菌が繁殖していることを踏まえて

使用する用途を選んだ方がよいでしょう。

ストックの保存場所にも注意

戸棚に入った備蓄食品

地震時にせっかく保管しておいた食料や水が、

取り出せなかったり、破損してしまっては大変です。





地下の収納庫は、地震による液状化でダメになってしまう場合や、

取り出せなくなるリスクがあるので考える必要があります。





頑丈な柱で囲まれた部屋にある押し入れをはじめ、各家族の部屋に少しずつ置く、

1階と2階の各フロアに置く、かつ、非常用持ち出し袋にも入れておくなど、

どこで被災してもすぐに取り出せる場所に分散して保存すべきです。





大切なストック品を利用しやすい場所に保存するよう心がけましょう。

最近では、種類も多くおいしい非常食が販売されています。





災害時は気分も落ち込んでしまいますので、自分の口にあった非常食を

備蓄し避難生活の中で少しでもほっこりできる時間が持てればいいですね。

まとめ

話し合う夫婦

人間は、水分や栄養を補給していかないと生きていくことはできません。

そのために、お水や食品の備蓄が必要だということがわかりましたね。





備蓄は、ただ買っておくことだけではなく、

量や種類、保存場所に注意をしなくてはなりません。





正しい知識を身につけ、万が一の事態に備えておきましょう。





また、お水や食品だけではなく、「命を守る」に基づいた備えを日頃から考えておけると、

もしもの時も安心して対処できますよね。

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